2026.07.31
皆さん、こんにちは。『街の屋根やさん いわき店』です。前回はいわき市郷ケ丘のアパートで行った屋根調査の様子をご紹介しました。▼前回の記事(色褪せが見られた屋根の現場調査)はこちら▶いわき市郷ケ丘にて色褪せが見られたスレート屋根を調査 屋根カバー工事をご提案今回は、実際に行った横暖…

「屋根の色褪せが気になってきたので、メンテナンスをしたい」とご相談をいただきました。
ご相談いただいたのは、ドーマー付きの切妻スレート屋根のアパートです。
スレート屋根は、紫外線や雨風の影響を受け続けることで、年月の経過とともに塗膜が劣化し、防水性能が低下していきます。
また、高い場所にあるため普段は状態を確認しにくく、気付いたときには劣化が進んでいることも少なくありません。そのため、まずは現地調査を行い、屋根全体やドーマー周辺の状態を詳しく確認しました。





調査では、スレート屋根全体に色褪せが見られました。
色褪せは美観だけでなく、屋根材を保護している塗膜の劣化が進んでいるサインでもあります。このまま放置すると屋根材が水分を吸収しやすくなり、劣化が進行する可能性があります。
さらに、ドーマーと屋根の取り合い部には隙間があり、強風を伴う雨の際には雨水が吹き込みやすい状態でした。
また、ケラバ下の出窓とモルタル壁の接続部にはひび割れも確認しました。
ひび割れは小さく見えても、雨水が浸入するきっかけになることがあります。屋根だけでなく外壁との取り合い部もあわせて補修する必要があると判断しました。
調査結果をご説明したうえで、今回は横暖ルーフを使用した屋根カバー工事をご提案しました。
屋根カバー工法は、既存のスレート屋根を撤去せず、その上から防水シートと新しい屋根材を施工する工法です。既存の屋根を撤去せずに工事ができるので日常生活への影響はほとんどありません。
また、ドーマー周辺の隙間や外壁のひび割れについては、シーリング補修を行うことで雨水が浸入しにくい状態へ改善する工事をご提案しました。
工事は、まず屋根全体の寸法を計測することから始めました。ドーマーがある屋根は形状が複雑なため、細かな寸法まで確認しながら施工の準備を進めます。
続いて、既存の棟板金と貫板を撤去し、防水シートを敷設しました。防水シートは屋根材の下で建物を守る重要な防水層です。下地部分で屋根を支える部分だからこそ、重ね幅を確保しながら丁寧に施工しました。
下地の準備が整ったら、横暖ルーフを一枚ずつ施工します。屋根やドーマーの形状に合わせて加工しながら施工することで、隙間の少ない仕上がりになります。
最後に、新しい貫板と棟板金を設置し、屋根の端部にはケラバ板金を取り付けました。細かな箇所まで確認しながら施工することで、建物が長持ちしやすくなります。
シーリング工事の前には養生を行い、施工箇所以外へ材料が付着しないよう準備します。その後、隙間やひび割れへシーリング材を充填しました。

すべての工程が完了し、屋根カバー工事とシーリング補修が完了しました。
施工前は色褪せが目立っていたスレート屋根は、横暖ルーフによって美しい外観へ生まれ変わりました。さらに、ドーマー周辺も板金やシーリングで丁寧に仕上げたことで、雨水の影響を受けにくい状態になりました。

今回の現場では、スレート屋根の色褪せに加え、ドーマー周辺の隙間や、外壁のひび割れも確認されました。こうした劣化は放置すると、雨水が入り込みやすい状態につながる可能性があるため、早めの点検と適切なメンテナンスが大切です。
屋根カバー工事とあわせてドーマー周辺や外壁補修を行うことで、屋根だけでなく雨水が入り込みやすい箇所まで整え、建物を長く良好な状態に保つことにつながります。
「屋根の色褪せが気になる」「屋根や外壁の状態を一度点検してほしい」とお考えの方は、お気軽にご相談ください。現地調査をもとに建物の状態を丁寧に確認し、お住まいに適したメンテナンス方法をご提案いたします。
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