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屋根カバー工法を行う5つのメリットをご紹介!かかる費用と日数は?
 
 
 屋根カバー工法は、現在の屋根をほぼそのまま残し、その上に新しい屋根を載せて、覆う工事です。文字通り、屋根を屋根でカバーするので屋根が二重になります。屋根を重ねて葺くので、「重ね葺き」という呼ばれ方もします。
葺き替えに比べて日数もかからず、屋根材の撤去処分費がかからない分、リーズナブルに行えることから、屋根リフォームとしてカバー工法はメジャーな工法です。
しかしメリットばかりではありません。注意点をご理解いただいたうえで、屋根修理・リフォームをご検討ください。
		
	葺き替えに比べて日数もかからず、屋根材の撤去処分費がかからない分、リーズナブルに行えることから、屋根リフォームとしてカバー工法はメジャーな工法です。
しかしメリットばかりではありません。注意点をご理解いただいたうえで、屋根修理・リフォームをご検討ください。
 
☑ 屋根葺き替えに比べて日数と費用がかかりません
屋根カバー工法は、既存の屋根の上に新しい屋根を被せる工法です。スレートのリフォーム方法としてよく選ばれます。
 
メリット1 葺き替えに比べ費用が安い!
 
その分、解体工事費も廃材処理費も節約できるのです。
「アスベストを含んだ建材が使われている建物に住んでいて大丈夫か」とお思いの方もいらっしゃるでしょうが、ご安心下さい。破壊や粉砕をしない限り、アスベストが空気中に飛散することはありません。
また、お住まいの屋根の種類が分からない方はご相談ください。
 
 令和4年4月1日より、建築物等の解体・改修工事を行う施工業者は、大気汚染防止法に基づき石綿(アスベスト)含有建材有無の事前調査結果を都道府県等に報告することが義務づけられています。
街の屋根やさんでは、基準に則った正しい調査・報告を実施しております。
街の屋根やさんでは、基準に則った正しい調査・報告を実施しております。
メリット2 工事期間も短い!
 
足場を仮設した場合、出入りがしにくい、窓が開けづらいといった不便を感じることもあります。短い期間で通常の生活に戻れることは大きな利点と言えるでしょう。
メリット3 断熱性や遮音性がアップ!
 
現在、もし「屋根の断熱性に不安がある」「雨が降ると屋根に当たる音がうるさい」などのお悩みをお持ちなら、屋根のトータルでの厚みが増すことで軽減されます。
メリット4 工事中も普段と変わらない生活ができます!
 
塗装と違って臭いも出ないので、工事期間中もストレスなくお過ごしいただけると思います。
メリット5 環境に優しくエコです!
 
「シーガード」など、平板スレートに接着剤で貼り付けていく補修屋根材も「カバー工法」と呼ばれることがありますが全く別の工事なのでご注意ください。
このタイプは、スレートの表面に被せ劣化を抑制することが可能ですが、スレートの下の防水紙が劣化していたとしても補修はできません。
屋根工事業者に「屋根カバー工法」を提案された場合にはよく確認してみてください。
 
デメリット1 屋根の劣化状態によっては施工できない場合もあります
点検・調査にて施工が可能か判断します
 
以前、弊社が点検・調査にお伺いしたお住まいでは下地が腐食された状態で施工されたためか、建物内部まで被害が進行している例もございました。カバー工法が施工された建物でこのような状態になってしまいますと、現在の屋根と従来の屋根、二重の屋根を剥がさなければならず、大変手間がかかり、費用も嵩んでしまいます。
弊社では入念な点検と調査をしてから、施工できるかどうかを判断しています。場合によってはカバー工法をお断りし、他の工事をご提案する場合もございますので、ご了承下さい。
 
デメリット2 屋根の重量増加を招きます
軽い金属屋根材がおすすめです
カバー工法ではこれまでの屋根を撤去せず、その上に新しく屋根を被せるため、重量増は避けられません。そのため、軽い金属屋根材(ガルバリウム鋼板など)をお薦めすることが多いです。一般的なスレート屋根に金属屋根材でカバー工法を行った場合、既存のスレートと足した総重量は約23~26kg/㎡になります。これでも一般的な瓦屋根、約60kg/㎡よりはかなり軽量です。
 
デメリット3 アスベストの問題は先送りです
アスベストを含む産業廃棄物の処分費用は年々上がっています。数十年後、屋根材を処分することになったとき、高額になっているとも限らないことを覚えておいてください。
 
 
ただし、屋根の土台ともいえる野地板がしっかりしていて、重ね葺きに耐えられる場合に限ります。場合によっては現在の屋根材の上から野地板(コンパネ)を張り直してカバー工法を行うこともあります。
屋根の状態をしっかり点検し、工事方法をご提案させていただきます。
 
 
瓦は屋根カバー工法できない?
またカバーする屋根材としても瓦を選ぶことはできません。瓦は総じて重いので、ただでさえ屋根の重量が増える屋根カバー工法には向かないのです。
工事の流れ
 
カバー工法に不要な棟板金を撤去します
 
 
 
アスファルトルーフィングと呼ばれる防水紙を敷設します
 
 
 
新しい屋根材を設置していきます
 
 
 
プラスチック樹脂製の貫板を設置していきます
 
 
 
棟板金を設置していきます
 
 
 
板金と板金の境目にコーキング処理を行います
 
 
 
横暖ルーフきわみを使った屋根カバー工法が完了です
 
 
 
軽い屋根材といえばガルバリウム鋼板などの金属、またアスファルトシングルもよく採用されます。
金属屋根
トタンよりも数倍錆びにくい、ガルバリウム鋼板やエスジーエル鋼板を使ったものが主流です。
軽くて薄い金属屋根でも、カバー工法なら断熱性・遮音性が保たれます。
 
石粒付き金属屋根(ジンカリウム鋼板)
ジンカリウム鋼板が使われる屋根材はほぼこのタイプです。
 
アスファルトシングル
日本では施工経験の豊富な業者が少ないので、ご希望の際には確認してみてください。
 
屋根カバー工法にかかる費用
 
屋根カバー工法施工例
スレート → 金属屋根にてカバー工法
 

 
工事費用 約110万円 施工期間 7日 建坪 25坪
塗装か屋根カバーかで悩んでおられましたが、傷みが進んでいたためニチハ「横暖ルーフ」にて屋根カバーいたしました。
トタン → ガルバリウム金属屋根にてカバー工法
 

 
工事費用 約120万円 施工期間 10日 建坪 40坪
塗膜が剥がれた古いトタン屋根を合板で補強し、ガルバリウム鋼板の立平葺きにてカバーいたしました。
スレート → アスファルトシングルにてカバー工法
 

 
工事費用 約95万円 施工期間 7日 建坪 27坪
パミールという、経年で劣化が顕著になる屋根材でした。塗装メンテナンスは不可能です。おしゃれな屋根に仕上がりました。
金属屋根 → 石粒付き金属屋根
 

 
工事費用 約160万円 施工期間 10日 建坪 32坪
雨漏りでお困りだった金属屋根に合板を敷き、ジンカリウム鋼板が基板のディートレーディング社「メリッサ」にて屋根カバーいたしました。
 
「我が家も屋根カバー工法が可能なのか?」
「どんな屋根材に替えるのが良い?」
屋根カバー工法にご興味があればまずは無料点検・お見積もりをお申し込みください。屋根やお住まいの状況を点検し、ご希望に合わせた工事をご提案させていただきます。
 
屋根カバー工法まとめ
●屋根カバー工法は、現在の屋根に新しい屋根材を被せる(カバーする)工法です
●解体が最小限なので、廃材も少なく、屋根葺き替えに比べて費用と日数がかかりません
●屋根が二重になることで断熱性や遮音性が上がる、工事中も生活への影響が少ないなどのメリットがあります
●屋根の重量が増す、現在アスベスト含有屋根材だった場合に後々高い処分費用が掛かる可能性がある、といったデメリットもあります
●屋根カバー工法は屋根材を重ねるので、軽い屋根材が推奨されます。おすすめはガルバリウム鋼板などの金属屋根です

 
						 
									 
									 
							 
									 
		 
		



 
 










 
			