【いわき市】雨漏り放置で大きく変わる修理費用と建物へのダメージ
住みやすい気候のため、市内には別荘地も多く点在しています。
雪はほとんど降りませんが、雨はもちろん降ります。
ゲリラ豪雨に遭遇することも多く、沿岸部では海風も強く吹き荒れていることも多かったりします。
いわき市内で、年間を通して修理のご依頼が多い「雨漏り」。
大雨やゲリラ豪雨での雨の際に雨漏りを発見し、ご不安になられている方も多いのではないでしょうか。
どこかに修理を依頼しなければならないと思いつつ、それっきりにしてしまっている方も数多くいらっしゃいますが、雨漏りはできるだけ早い段階での修理がベストです。
ではなぜ、雨漏りは早く修理しなければならないのか、どこに依頼したらいいのだろうか。
そんな雨漏りに関するお困りごとに関して、詳しく解説します。
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▶▶▶雨漏りの主な原因とは?
雨漏りが発生したらすべきこと
「天井や窓枠から水がポタポタと垂れている、いつの間にか床が濡れていた」など、発生原因も様々です。
では、雨漏りが発生しているのを発見した場合にすべきことについて順番に確認していきましょう。
床材に水濡れは厳禁です。劣化を引き起こしやすくするだけでなく、カビの発生原因となりかねません。
雨漏りの修理は、外側を修繕するだけでもそれなりの費用がかかってしまいます。
できるだけ室内の被害は最小限に抑え、修繕箇所を増やすことのないように努めましょう。
また、雨漏りに気づいた際には雨水が垂れてくる箇所をスマートフォンなどで動画や写真に残しておくと、修理業者を読んだ際に雨漏り箇所が伝わりやすく、業者も確認・調査がしやすくなるためスムーズな調査が可能となります。
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▶▶▶ご自身で簡単にできる応急処置
雨漏りの放置はデメリットだらけ
雨漏りをそのままにしてしまうことにより、雨水で湿った天井やサッシまわりの木材が腐ってしまったり、クロスのシミが広がってしまう場合も多いです。
下地の木材や柱の劣化があると、軽微な修繕ではしっかりと直すことができず、大掛かりな工事をせざるを得ない状況になってしまいます。
雨漏りの初期の段階であれば、修理箇所・工事内容も簡単なもので済む場合が大半です。
雨漏りを発見した際にはできるだけ早い段階で専門業者に見てもらうことが大切です。
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雨漏り修理は自分でDIYでなおせる?
原因箇所からしっかりと直さなければ、雨漏りは完全にはなおりません。
ご自身で目星をつけたところにテープを貼ってみたり、ブルーシートなどで覆うなどの対策をしている方も中にはいらっしゃいますが、高所作業は危険を伴いますので決して無理はしないようにしましょう。
雨漏りの修理費用はどのくらいかかる?
修理費用は、雨漏りの発生原因の箇所・被害の程度などで大きく変動します。
下記の表の費用相場に幅があるのはそのためです。
実際にかかる金額は、建物の状態で変動しますので、まずは専門業者からお見積りを取り、工事にかかる正確な金額を提示してもらいましょう。
雨漏り修理にかかる費用の目安
屋根の部分修理 | 1~45万円 |
屋根全体の修理(葺き替え・カバーなど) | 60~200万円 |
棟板金 | 3~20万円 |
谷樋 | 8~20万円 |
ベランダ・バルコニー | 3~25万円 |
窓サッシ・天窓 | 3~25万円 |
外壁の部分補修 | 5~50万円 |
陸屋根(屋上) | 20~100万円 |
塗装での修繕は、雨漏りが発生している場合には不向きです。
塗装はあくまでもコーティングの一種であり、屋根材の劣化や不具合を復活させることができないためです。
実際の費用は、雨漏りの程度や建物の被害の状態により変わるため、相場より安く済む場合はもちろん、高額となってしまう場合もございます。
費用に関して詳しい金額を知りたい場合には、専門業者へ見積り依頼をし、お見積りをしてもらうようにしましょう。
上記の金額は、あくまで工事費のみの価格相場となります。足場を組んでの工事となる場合には、足場代が別途追加でかかってきますので、業者からお見積りを頂いた場合などには、足場組立・解体費用がが含まれているのかどうかも確認しておくと安心です◎
屋根
今まで何ともなかった箇所から、ある日突然雨水が入り込むようになり、雨漏りに繋がってしまうこともあります。
雨漏りの原因として多いのが
・瓦のずれ、欠け
・板金材の浮き
・シーリングの劣化 などです。
原因箇所を見つけてピンポイントに修理を行うことが可能な場合でも、今後の雨漏り対策として雨漏りしていない箇所のシーリングを打ち替えたり、板金材を取り替えたりといった予防的な工事も一緒に依頼することができます。
その場合には、費用は下記の金額よりも増加してしまいますが、一度にしっかりと直しておくと安心ですね。
・コーキングの補修 3~20万円
・棟板金の交換 3~20万円
・瓦の漆喰補修 15~45万円
・谷板金の交換 8~20万円
・屋根全体の工事 60~200万円
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天井
天井の劣化・腐食が進んでしまうと突然天井が抜け落ちてしまい、人的被害に繋がってしまうこともあります。
何かあっては取り返しのつかないことになってしまうため、天井のシミが広がってきている場合などはできるだけ早めの点検・修繕を行うようにしましょう。
天井の修理は、下地の交換・天井のクロスの張り替えなどを行います。
20㎡ほどの修理では、雨漏りの程度にもよりますが、8~20万円程度かかってしまいます。
天井の修理の場合では、外の屋根や外壁が原因となっているケースが多く、同時に外装の修理も必要となるため、実際にはもっと費用がかかってしまいます。
外壁
外壁材はきれいでも、コーキングがひび割れしてしまっている場合などには雨漏りのリスクが高まっている状態です。
コーキングの打ち替えなどのメンテナンスを行うことにより、雨水の侵入を防ぐことができます。
では実際に外壁の雨漏り修理を依頼した場合にかかる費用を見ていきましょう。
・コーキングのひび割れ補修 2~10万円
・コーキングの打ち替え 10~50万円
・外壁全体の塗装 60~160万円
・外壁の張り替え、カバー工事(重ね張り) 100~280万円
※足場を組む工事の場合は足場代が別途かかるので要注意
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窓枠・天窓
築年数の経過とともにコーキングが劣化してしまう事や、施工時の施工不良などによって引き起こされます。
原因によって修理金額の幅が大きい箇所のため、専門業者にしっかりと原因を突き止めてもらう必要があります。
天窓が不要といった場合には、天窓の撤去工事も可能ですが、まわりの屋根材を一度外し新たに屋根材の施工が必要となるため、費用は60~80万円程度と高額となります。
撤去するとなると高額になってしまうため、窓枠の修繕での対応となるケースが大半です。
コーキングの補修や、板金材での修繕などで対応する場合には2~20万円程度の修理費用がかかります。
いずれも工事範囲によって金額が変わってくるので、専門業者からお見積りをしてもらうと実際にかかる費用を計算してもらうことができます。
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ベランダ・バルコニー
・窓枠のコーキング部
・床の防水層の劣化
・排水口の詰まり
・笠木板金の劣化
などのどれか、もしくは複数が原因となってしまっている可能性があります。
雨漏りの箇所により修理費用が変動しますが、2~30万円程度での修理が可能です。
排水口の詰まりの場合は、清掃を行い詰まりを改善するだけで解決できる場合もあります。
そういったケースでは、5千円~1万円ほどの費用で済みますのでまずは専門業者に状態を確認してもらいましょう。
屋上防水・陸屋根
部分的なコーキングや防水テープを貼っての応急的な対策も可能ではありますが、半永久的ではなく、あくまでも一次的な対策にしかすぎません。
防水工事や、新たに屋根を新設するといった工事を行うこととなります。
屋上の面積によって工事金額も変動するため、一概には言えませんが50~200万円程度はかかると思っておいた方がいいでしょう。
雨漏りの原因の調査にかかる費用とは
雨漏り調査にお伺いした際に、目視では雨漏りの原因箇所を特定することが難しい場合もあります。
建物により構造が様々なため、目視では分かりにくい箇所から雨漏りが発生している場合も多いです。
目視で原因が分かった場合には、調査費用がかからない場合がほとんどですが、目視での調査後に、散水試験やサッシでの再調査が必要となるケースでは、調査費用が発生してしまいます。
『街の屋根やさんいわき店』でも実際によくあるケースの一つで、散水試験を行う場合の御見積書を提出後、ご連絡がつかなくなってしまうお客様も多いです。
どうしてもお金がかかるとなると、渋ってしまったり、目視で解決してくれる業者を別途お探しになられる方もいらっしゃいますが、私どももできるだけ費用のかかる調査は行いたくはありません。
しかし、ここでしっかりと原因を調査しておかなければ、何となくここかな?と思った箇所を修理したとしても、雨漏りは止まりません。
雨漏りをしっかりとなおすために必要となる調査が散水試験や、サーモグラフィを率いた調査なのです。
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▶▶▶雨漏り箇所を特定するための「散水試験」
・散水試験
発生箇所と予測される箇所にホースで水を流し、雨漏りが発生するか調査を行います。水はお客様宅の水道をお借りさせて頂くため、水道代が別途発生します。
費用は1.5~15万円程度かかります。
・サーモグラフィーでの調査
建物の外部から、赤外線サーモグラフィーを当てて雨漏りの発生箇所を突き止めます。雨水が染みこんでいる箇所は温度が低くなっています。その温度差を利用した調査となります。
建物に負担なく調査ができますが、費用は5~20万円ほどかかります。
『街の屋根やさんいわき店』では、サーモグラフィーを併用した散水試験を行っております。
通常サーモグラフィーを率いた散水試験は高額になりがちですが、弊社では、通常の散水試験の料金で行わせて頂いておりご好評頂いております!!
雨漏りでお困りの際にはお気軽にご相談ください。
雨漏り修理業者を選ぶポイント
雨漏りの修理を行う際には、まずはじめに業者を探すところからスタートします。
様々な業者が「雨漏りの修理」を謳っていますが、依頼する業者によっては、雨漏りの原因箇所をしっかりと突き止めることなく直感で補修を行ってしまい、無意味な工事にお金を支払うことになってしまいます。
NPO法人雨漏り診断士協会が主催する雨漏りに特化した講義・試験に合格したもののみが与えられる資格で、年々有資格者が増えている専門資格です。
雨漏り調査を依頼する際の安心材料の一つとなるため、業者選びの際にはホームページや名刺の資格欄を確認してみてください。
業者選びに悩んでいる場合におすすめな方法が、相見積もりです。
一社だけで即決してしまい、後々後悔するケースが後を絶ちません。
数社に調査・見積りを依頼し担当者の対応や、調査結果・見積り内容を比較する方法で依頼する業者をお選びになられる方も非常に増えてきています。
まとめ
今回は雨漏りの際の対処法や、業者選びの際のポイントなどについて解説させて頂きました。
雨漏りを発見した際には、放置してしまわず、すぐに専門業者に点検・調査を依頼しましょう。早めの対策で、修理費用も抑えることができ、家計の負担も少なく済みます。
業者選びで困った際には相見積もりで比較し、よく検討してから業者に工事をお願いすると安心です。
街の屋根やさんいわき店では、雨漏り調査・散水試験・サーモグラフィーでの調査を行っております。
また、「雨漏り診断士」の資格を持つスタッフが在籍しており、雨漏り修理を得意としています。
お見積り・ご相談は無料で行うことが可能ですので、雨漏りのことでお困りの際にはぜひ一度ご相談ください!!